未曾有被害、世界、核、そして・・・。

大震災後4日。被害状況、次々に明るみになる。

1万人が不明となっている南三陸町。

牡鹿半島でも。

今日になって、火力発電所でも火災が発生する。原因は、やはり、地震。

世界各国、救助隊を送ってくれている。

米国の大使・ルースは、こう語っている。
三陸沖に米軍の艦船を派遣しているらしい。アメリカは、核の専門家も派遣する、としている。

温家宝も、こう言っている。

今日午後、福島第一原発の2号炉、こういう状態になっている、ということが報じられた。
福島第一原発、昨日吹っ飛んだ1号炉の建屋に次ぎ、今日午前11時、3号炉の建屋も吹き飛んでいる。水素爆発で。

夕刻、原子炉の中の燃料棒すべてが露出している、という発表がある。
冷却水の水位が急激に下がり、炉心溶融を起こしていることも考えられる、という発表が。

原子力の専門家であるこの東大大学院の教授、NHKによく出てくるが、落ちついた話ぶりで、とても解かりやすい。
炉心を冷やすこの冷却水の注入が、どうも上手くいかないらしい。ヘタをすると空焚きになり、メルトダウンを起こす。その後、再び水位が上がり、空焚きになったのは短時間、という発表があった。
しかし、とても危ない状態、リスキーな綱渡りをしていることに変わりはない。どうもそう思える。原子炉自体は、厚さ15センチだか18センチだかの、鋼鉄で守られているそうだが。しかし、とても危ない。核爆発、あながちないワケではない。水素爆発で建屋が吹き飛んだ、ではすまない事態も。
昨日も少し触れたが、海外各国、今の最大の関心は、地震、津波の被害状況もさることながら、福島第一原発の危機的状況がどうなるか、ということに注がれている。日本は、この核危機を抑え込めるかどうか、ということに目がいっている。
今日のニューヨーク・タイムズのウェブサイト、トップは、「核危機の不安、拡がる」であり、「日本の核の苦しみ、3日目に入る」である。あのアルジャジーラでさえ、カダフィ政府軍の反攻を抑え、そのトップは、「日本の核施設、2回目の爆発」であり、この写真を載せている。

アルジャジーラが配信している、福島第一原発3号炉の水素爆発の写真。

東電は、計画停電を実施した。しかし、今日は、ごく一部だけですんだ。みな節電に努めているのだろう。私の家でも、あまり電気は点けない。居間の電気も、”約40%の省エネです”に落している。

日経平均は、1万円を割り込んだ。日銀は、15兆円という最大規模の資金供給を即日実施した。しかし、私には不思議に思えるが、為替は円高に振れている。この状況で、なぜ円が買われるのか、不思議ではある。

なお、先ほど来たメールにこのようなものがあった。

「知人から、下記の転送依頼がありました。
 お目通しいただければ幸いです。」、という。

山歩き、山遊びを得意としている、私の古い友人のHからのものである。
避難先での低体温症対策、今日のNHKでも触れられていたが、転載する。
転送依頼のメール、このようなものである。

今、45万人に達する避難所におられる方々は、ネットなど見られない状況にあるが、それらの方々に関わりのある方からお伝えいただければ、と願っている。きっと役に立つ情報である、と考える。

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> 登山ガイドの横須賀邦子です
>
> 緊急のお願いです。国際山岳医の大城和恵先生から避難場所で低体温症が起きている
>
> 報告が届きました。低体温症の治療法について詳しく解説されているのが下記のHPです。
> 是非みなさまのご協力で関係者の目に触れるようお願いしたくご協力依頼します。
> 許可を受けて転送いたします。NPO法人アース・ウィンド 横須賀邦子
> ======================================
>
> 今回の大地震、大津波、信じられない大惨事をもたらしました。
>
> 福島・宮城・岩手にいる、私たち日本登山医学会の仲間は、最前線の病院やクリ
> ニックで苦闘しています。全国の会員もなにかお役に立てることを考えていま
> す。もうすでに現地に出発している仲間もいます。
>
> 東北はまだ雪の季節だったことを映像から再確認しました。寒い中防寒具も乏し
> く被災地に孤立している方々には「低体温症」がありえます。
> 「低体温症」にならないような対策、緊急措置をまとめたものを、私のHPと同時に、日本
> 登山医学会
> のHPにアップしています。

>
> http://www.sangakui.jp/medical/otherinformation/post.html
> http://www.jsmmed.org/
>
> ただ、それだけでは、被災者の目に触れるとは思えません。
> ほんの小さなお願いです。
> みなさんで、情報を共有できますよう、少しでも多くの方に知っていただけますよう、お
>
> 知り合いにお伝えいただけますよう、お力添えをお願い申し上げます。
>
> ご質問やご不明の点は、私のHPへの質問、学会ブログhttp://jsmmed-tozanigaku.sblo.jp
> /へのコメントという形で対応させていただきたいと存じます。
>
> 大城 和恵
> 日本登山医学会山岳医認定実行委員
> UIAA/IKAR/ISMM認定国際山岳医
> (UK Diploma in Mountain Medicine)
> 医学博士
>

> http://www.sangakui.jp/
> =========================================
> 横須賀邦子 携帯電話090-7645-7199
>
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> NPO法人アース・ウィンド (北海道)  
>  ℡/Fax 011(389)9445 mobile090-7645-7199
> HTTP;//e-wind.org EMAIL;yokosuka@e-wind.org 
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