少数派。

好きじゃないなと思っていた菅義偉が総理大臣となり、ヤなやつだなと思っていた加藤勝信が官房長官となり、へーそういうものかと思っていたら、菅内閣の支持率、高いものらしい。
毎日新聞とJNNの世論調査で支持率64%、共同通信の調査では支持率66%である。第二次安倍政権発足時を遥かに超えるそうだ。
「国民のために働く」というのも受けているらしい(今までの内閣は国民のために働いていなかったみたいだが、そういうことを言っちゃいけない)、「秋田の農家の長男で云々」も国民の皆さんの心を捉えている模様。6割以上、国民の3人に2人が菅内閣を支持している。
「好きじゃない」なんて言っている私は少数派。時代遅れの少数派なのであろう。
それはそれでいい。
菅義偉なる男と私の間にクロスするところがまったくない。
今日は午前6時半から官邸敷地内を40分ほど散歩したそうだが、いつもは午前5時に起き、腹筋運動を100回やり、それから散歩を40分するらしい。ヒェー、驚いた。今日の私は6時ごろ目が覚めトイレに行った後、ビールを飲んでまた布団に入り、昼ごろに起きた。
実は、私は勝手に山田風太郎のことを師と仰いでいる。ま、そんなに大袈裟なものではないが。
山田風太郎は、朝遅く起き、昼ごろご馳走と共にウイスキーをボトル1/3飲む。
私は、風太郎先生のようなご馳走とはほど遠いものだが、昼過ぎ、目玉焼きとトマトぐらいでトースト1枚を食う。
菅義偉、酒も飲まないそうだ。山田風太郎とは真逆じゃないか。私とも真逆である。少数派であるのも当然だ。
ひとつだけクロスするものがあった。海外旅行が趣味のひとつだそうだ。年を取り行かなくなったが、私も海外旅行が好きだった。仕事をしていたころ、5月の連休やお盆休みや正月休み、ともかくどこかへ行っていた。菅義偉もそうであったか、以外な感じである。
が、考えられることがある。
貧乏人であった私は、自ら金を稼ぎ海外へ行った。秋田の農家の・・・の菅義偉も、自らの才覚で海外へ行っていたのであろう。金持ちのボンボンは苦労などしなくとも海外へ行けていたのだから。
菅義偉、法政大学出身初の総理大臣だそうだ。秋田から東京へ出てきて、自ら働いて法政へ入ったらしい。
大学というもの幾つあるのか知らないが、法政は明治や日大、拓大、専修などと共に何となしに好きな学校である。
法政初の総理大臣誕生について、法政大学総長・田中優子がどのようなことを述べているのか、興味を持った。
が、田中優子のコメントを得ることはできなかった。