南瓜とマヨネーズ。

いつの時代も若い男と女は変わらないものだ。
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<2つの恋に揺れる、痛くて愛おしい”わたしたち”のラブストーリー>って、2つであろうと幾つであろうと、若い頃であるから痛くて愛おしい。若さの特権だ。
若さを超えての2つや幾つかとなると、血の雨が降る。
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『南瓜とマヨネーズ』、原作は、魚喃キリコの漫画だそう。漫画のことはからっきし知らない私、まったく知らなかった。
第一、この「魚喃」という苗字自体難しい。何と読むのかなと思ったら、「なななん」と読むらしい。著名な漫画家で、この『南瓜とマヨネーズ』もよく知られた作品であるそうだ。
脚本・監督は、一昨日の『素敵なダイナマイトスキャンダル』と同じ冨永昌敬。〚素敵なダイナマイト・・・〛の前作、2017年公開作である。
ところで一昨日、『素敵なダイナマイトスキャンダル』に関し幾つか書き漏らしてしまったことがある。
荒木経惟のこともそのひとつ。菊地成孔が荒木経惟に扮していた。アラーキー、モデルの女の子のあそこにカメラを近づけ、「芸術、げいじゅつ、」と叫ぶ。と、女の子は「これが芸術?」って言いながらも何となく納得する。アラーキーのことを忘れちゃいけない。
あとひとつ、エンディングでその菊地成孔の曲「山の音」を歌う尾野真千子と原作者の末井昭のデュエットが流れる。監督・冨永昌敬のシャレであろう。
一昨日、このようなことを書き忘れてしまった。理由はある。
おそらく、歯を見せ片手をあげて歩く菅義偉のニュース映像に嫌な感じを抱き、そのことが頭にあったからであろう。
直前まで、「考えもしません」なんて言いながら、安倍晋三が辞めると言った翌日には二階俊博と会い、出馬の意向を伝えていた変わり身の早さに嫌気がさしていた。
政治家の言葉を鵜呑みにするほどバカではないつもりだが、やはりその、であった。
とんだ横道に逸れてしまった。
『南瓜とマヨネーズ』に戻る。
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ツチダ(臼田あさ美)はせいちゃん(大賀)と同棲している。1990年代の話らしい。
せいちゃんはミュージシャンを目指しているが、禄に働きもせずツチダに頼っている。いわばダメ男であるが、こういう男に限って尽くす女がいるのも時代はどうあれ変わらない。
ツチダはより稼ぎがいいキャバクラへ、さらに愛人契約も。せいちゃんのために。
ある時、せいちゃんはツチダが身体を売って金を作っていることを知り、急に働き始める。少し離れて住もうとも言って。
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と、ツチダの前に元カレのハギオ(オダギリジョー)が現れる。
実はこの映画の出演者、主役の二人もその他の人も誰もその名を知らなかった。唯一見知った名はオダギリジョーのみ。明らかにずれているんだ。私と彼ら。
しかし、よく解かる。こういう過程を経て年を重ねるのがいい。


菅義偉で決まりの自民党総裁選、役員人事も進行中。党の要・幹事長には二階俊博の続投で決まりとなっている。
当然だな。二階が菅政権を作ったのだから。


立憲民主党と国民民主党との合流新党、今日、その代表が枝野幸男に決まった。
それはそれとして、今日のニュース映像には、岡田克也、海江田万里、野田ドジョー、小沢一郎などの顔が出てきた。これら昔の名前で出ていますといった連中が出てくる内は、自民党の受け皿となる政権を狙う党とはならないであろう。
枝野の対抗馬・泉健太なんて知らなかったもの。まあ、これからだ。