8月15日。
今年の8月15日。
11時50分、テレビの前へ。
新型コロナの影響で、今年の出席者は550人。
天皇、皇后を待つ。
両陛下、お入りになる。
安倍晋三、挨拶。
例年通り、アジア諸国への加害責任には触れず。
両陛下。
両陛下。
天皇、「過去を顧み、深い反省の上に立って・・・」、とのおことばを述べられる。
先帝・上皇の意思を引き継がれておられる。
安倍晋三、何と聞く。
8月15日の『昭和天皇実録』の記述は長いが、、末尾に・・・
<本日午前五時三十分、陸軍大臣阿南惟幾陸軍大将が陸軍大臣官邸において自刃する。阿南は・・・>との記述がある。
阿南惟幾の自裁、立派なものであった。
何年か前、梯久美子の書を記した折りの記述をコピペする。
< 阿南惟幾、日本がポツダム宣言を受諾、との御聖断が下った8月14日深夜、自裁する。
二枚の半紙に最後の言葉をしたためた。
一枚には、
大君の深き恵に浴みし身は
言ひ遺すへき片言もなし
八月十四日夜 陸軍大将惟幾
との辞世があり、もう一枚には、
一死以て大罪を謝し奉る
昭和二十年八月十四日夜
陸軍大臣阿南惟幾
と書かれていた。(梯久美子著『昭和の遺書−55人の魂の記録』 文春新書 2009年刊)。
前者は、天皇に対し、後者は、国民に対するものである。>
日本敗戦後、何人もの人が自裁しているが、短刀を用いた阿南惟幾の自刃、武士の自裁であった。
8月15日、ずっとテレビを見ていた。
戦争がらみの番組を。
飯を食う間もない。飯は一度しか食わなかった。後は水分、アルコールのみ。
Eテレ、アンネ・フランク。
ベルリンのユダヤ博物館には行っているが、パリのショア博物館のことは知らなかった。パリへはずいぶん行っているのに。
NHKBS、「ムッソリーニ、ヒトラー、スターリン、独裁者の狂気」。
「忘れられた戦後補償」。
民間人犠牲者は「受忍」を強いられた。
当時の担当者は・・・。
沖縄戦。
国は、補償義務はない。
こういう番組も。
日本は敗けた。
8月15日である。
新型コロナ