ボヘミアン・ラプソディ。

近場にもシネコンはあるが、もう10数年経ったもの。作品によっては新しいシネコンがいい。スクリーンや音響で。
コマ劇場を建て替えたTOHOシネマズ新宿は、まだ4、5年。ゴジラが吠えている。この映画は新宿へ。
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一昨年秋、TOHOシネマズ新宿。
やけに映りこみがあるが、<伝説のバンド「クイーン」 彼らの音楽を唯一超える「彼」の物語─>、と記されている。クイーンを超えるフレディ・マーキュリーの物語。
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『ボヘミアン・ラプソディ』、監督:ブライアン・シンガー。音楽プロデューサーとして、クイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラーが関わる。
1970年のクイーン結成から1985年のアフリカ難民救済のライヴエイドの間、約15年間のフレディ・マーキュリーを追う。ドキュメンタリーではない。
ボーカルがやめたブライアン・メイとロジャー・テイラーのバンドに、「ボーカルなら、ここにいるよ。詞も曲も作ることができるよ」、という若い男が来る。フレディ・マーキュリーだ。クイーンが結成される。
フレディ・マーキュリー、なかなかの歌唱力を持っている。ソングライターとしての作詞作曲の能力も凄い。
人気が出る。売れる。クイーンを離れ独立しろとの誘いも来る。ソロ歌手として高額な契約も結ぶ。
フレディには、当初から見守ってくれている恋人もいる。しかし、実は、フレディ・マーキュリーはバイセクシュアルなんだ。男の恋人もいる。ややこしいんだ。しかし、当初からの恋人の女性、そういう事情が分かった後も最後までフレディを支えている。性別を昇華した人間としての対応である、と思える。
それよりも、フレディ・マーキュリーとブライアン・メイなどのクイーンのメンバーとの間はぎくしゃくする。まあ、当然だ。さまざまあるが、1985年のライヴエイドに繋がっていく。
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フレディ・マーキュリーに扮しているのは、エジプト系アメリカ人のラミ・マレック。
フレディ・マーキュリーによく似た快演であった。
昨年度、2019年のアカデミー賞での主演男優賞はじめ数々の賞を受賞した。
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最後に出てくる1985年7月13日のウェンブリー・スタジアムでのアフリカ難民救済のライヴエイドの映像は、凄まじい。
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「ママー ママー」、75000人の人たちを前にフレディ・マーキュリーは歌う。
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左端のフレディ・マーキュリー、右側の3人と顔つきがやはり異なる。
フレディ・マーキュリー、パルーシーである。
パルーシー、ペルシャ、つまりイラン系の人。コーカソイド、肌も白い。インドの上層階級には多い。しかし、やはり、イギリスではパルーシー。
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フレディ・マーキュリー、1991年に死ぬ。45歳で。死因はHIV。
   Mama、I just killed a man
   Mama、life had just begun
   Mama ooo
   Too late、my time has come
   Godbye everybody  I’ve got to go
   I don’t wonna die
   Mama ooo
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キネ旬では、公開から一年近く経った去年の夏過ぎまで、時折りこのような紙片が貼りつけられていた。
”胸アツ”応援上映。拍手OK! 手拍子OK! 発声OK!、という。