オホーツクふらふら行(2) 斜里。

女満別からのバスを網走駅で降り周りを見回すが、食堂らしきものはない。
で、網走駅の食堂で昼飯を食う。網走弁当だったかオホーツク弁当だったか、そのような名前であったが、なに普通の弁当だった。半分近く食った。
その後、駅の待合室で電車を待つ。待合室にいる人、5、6人いたか。
Ⅰ5時10分発のJR釧網線で斜里へ。
f:id:ryuuzanshi:20200314223951j:plain
乗っている人は少ない。
オホーツクの流氷が見える進行左側に座る。
f:id:ryuuzanshi:20200314224026j:plain
暫らくすると斜里岳が見えてくる。
f:id:ryuuzanshi:20200314224149j:plain
50分足らず、4時前に斜里に着く。
駅前にこのような銅像がある。青銅製のオジロワシ。
ホテルは歩いて数分。
部屋に入り少し休む。
夕飯までの間、漁港を見に行こうと思いホテルの人に訊くと、港は船はみな地上にあがっているし、堤防で囲まれているのでオホーツクの流氷は見ることができない。少しこちらに行くと、斜里川に架かる斜里橋があるので、そこからオホーツクの流氷を見るのがいい、とのこと。
すぐ近くだが、道は滑るので気をつけて、と言う。
f:id:ryuuzanshi:20200314224215j:plain
このような道をゆるゆると進む。
f:id:ryuuzanshi:20200314224241j:plain
少し進むと斜里川に架かる斜里橋。
陽が落ちる直前のようだ。
f:id:ryuuzanshi:20200314224310j:plain
斜里橋を少し渡り、途中から右手オホーツクの方を見る。
f:id:ryuuzanshi:20200314224400j:plain
雪原の中を流れる斜里川は凍結していない。流れている。
が、その前方には流氷がビッシリと押し寄せている。
後でホテルの人に訊いた話では、秋には遡上してくるサケが斜里橋の上からよく見えるそうだ。密猟を防ぐため夜間は光を明るく照らしている、とも。
f:id:ryuuzanshi:20200314224438j:plain
オホーツク、斜里の港、右上に引き上げられた漁船が小さく見える。
スマホのシャッターを押すために手袋を脱ぐ。指がちぎれるように痛い。
f:id:ryuuzanshi:20200314224509j:plain
すぐに戻る。
f:id:ryuuzanshi:20200314224547j:plain
すぐ目の前に見えるのは斜里岳。これもホテルの人に教わった。
f:id:ryuuzanshi:20200314224623j:plain
この日、2月27日の道新(北海道新聞)の夕刊。「ひろびろ北海道」というコーナーがある。
この日の斜里の気温は、最高ー4°C、最低ー16°C。ホテル内は暖かいが、外はやはり寒い。
夕飯時、熱燗を頼み、ゆるゆるのそのそと飯を食っていた。半分も食べられなかったが。1時間以上食堂にいたが、入ってきたのは二人ずれの男のみであった。
人がいない。
この日から3月5日まで、私は8日間北海道にいたが、どこも人がいなかった。
新型コロナウイルス云々ということばかりじゃない。日本国の問題である。格差の問題である。地域格差の。北海道、立ちゆかなくなるであろう。