茂野柰園 書道パフォーマンス。

「令和の初春」と題した書家・茂野柰園の初春パフォーマンス、一昨日、流山の一茶双樹記念館で行われた。
私のブログ、写真を載せることが多い。実は、その写真サイズの圧縮と取りこみに最も時間がかかっている。それに合わせて文言を記しているので、こちらの方は気楽である。
思いつくままキーを打っている。だから、時折りは間違ったことやヤバイことも打ってしまう。が、ここ数年はそんなことはどうってことない、と考えている。文字通りの雑録であるこの「流山子雑録」、世の中に何の影響力も持っていないのだから。
今日、イランではトランプの指示により暗殺されたスレイマニの棺を囲み「アメリカに死を」との声をあげている。しかし、まだ具体的な行動は起こしていない。彼我の軍事力の差を考えたら短兵急には行動を起こせない。
一昨々日の4日、私は、ワシントンにデューク東郷クラスのスナイパーを送りこめ、と記した。今日、イランはアメリカ国防総省をテロ組織として認定したそうだがそれは違う。国防総省ではなくアメリカ政府、就中トランプを認定しなきゃ。ミサイルよりもマシンガンだよ。逆張りを考えなきゃ。
今日、今年初の病院へ行く日であった。負荷心電図という検査を受けた。左胸、心臓の周りに10本の線を貼りつけて、自転車のようなものを漕ぐ検査。すぐに疲れてしまった。正常な検査結果は取れたのか。医者との面談は来週。そのことはどうでもいいのであるが、その後、4時頃から少し飲んでいた。
何のかげんかどうしてなのか憶えがないが、飲みながらスマホを見ている内に、森巣博が出てきた。森巣博の書、とても面白い。昔、幾つも読んだ。その森巣博の名、久しぶりであった。手繰っていくと、20年ほど前、ドナルド・トランプのカジノで、トランプに大損を与えた日本のギャンブラーが惨殺された、とのことが出てきた。トランプのような悪はいない、との。そうだと思う。今日はイランばかりじゃなく、イラクも脅している。
さいとう・たかを先生、頼みますよ。デューク東郷、ドナルド・トランプの頭を撃ち抜くことを。トランプのどや顔を見る度に気持ちが悪くなる人間が多いのだから。
ところで今日、どうしてこのようなことを記しているのかである。
実は一昨日、写真サイズの圧縮ができなくなってしまった。昨日も。それまで使っていたアプリが反応しない。理由は分からない。
仕方ないので、今日、別の方式を試みた。何とか圧縮できた。が、時間がかかった。ずいぶん、と。
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この内側が、一茶双樹記念館。
何とも味わいがある。
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一茶双樹記念館については、今までに何度も触れている。小林一茶と秋元双樹の交流について。
流山の醸造家・秋元三左衛門(俳号・双樹)のもとに、小林一茶は50回以上も訪れている。
「みせ」の茂野柰園の書・「賀正」。
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既に、茂野柰園のパフォーマンスは進んでいる。
実は一昨日、私は出かける前に腹具合がおかしくなってしまった。
何度もトイレの前を離れることができず、出かけるのが遅れた。
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私が着いた時には、茂野柰園のパフォーマンス中半以上終わっていた。幾つもの字が書かれていた。
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これは、「鼠」であろう。
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男が何やら板のようなものを持ってきた。
後で知ったのだが、この人、益子の陶芸家であった。八角の素焼きの陶板を持ってきたんだ。
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茂野柰園、その素焼きの陶板に秋元双樹と小林一茶の連句を書く。
鉄赤、鉄釉で。
焼きあがると、黒くなるそうだ。
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仁、義、禮、智、忠、信、・・・、茂野柰園、鉄釉で書く。
後にその意味合いが分かった。
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茂野柰園が指さしているのは呉須。
呉須で書く。
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「壽」という字を。
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秋元双樹の「樹」という字。
「大きく書きましょうかね」、と茂野柰園は言う。
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益子の陶芸家がそれを掲げる。
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陶板、次はやや深いもの。
茂野柰園、「舞」と書いた。
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素焼きの陶板に書かれた文字。
3月に登り窯で焼き上げられるそうである。
益子の陶芸家とその後、少し話した。
登り窯に火を入れるのは、年に2度ほどだそうだ。
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双樹亭、益子の陶芸家の作品も並ぶ。
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双樹亭。
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先ほど茂野柰園が揮毫した「壽」の大皿が置かれる。
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「舞」の大皿も。
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双樹亭の床の間。
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干支と鼠の字。
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秋元双樹と小林一茶の連句。
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このような。
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こう・・・
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そして、こう。
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「仁、義、禮、智、忠、信、・・・」、南総里見八犬伝であった。
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後ろは茂野柰園による蕗谷虹児、手前は益子の陶芸家・冨野博司の作品。
益子の作家・冨野博司と少し話した。
50までサラリーマンをしていたと言う。
その後、益子へ行き、何年か弟子入り、その後、独立したとのこと。70代半ばであるが、とてもパワフルな作家であった。
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昨年は孫たちのことを書いてもらったが、今年は一茶の句を書いてもらった。
目出度さも ちう位也 おらが春、と。
現実には、ちゅうぐらいでなく、より少ないものであるが。