三国志。
さまざまな展覧会がある。しかしこれは、飛びぬけた展覧会であった。
「三国志」。
日中文化交流協定締結40周年記念の展覧会である。
1800年前の物語である。日本では、確としないまだ邪馬台国の卑弥呼の時代。習近平に差配されるのはシャクではあるが、アジアの中心は中国であることは認めなきゃならない。
東博正門前。お馴染みのチャリンコが停まる。
多くの人が。
関羽像。
美関羽と呼ばれるそうだ。関羽、後に神になる。
「三国志」と「三国志演義」。歴史書と小説。
60年以上の昔、昭和20年代の終わりの頃、町の裏通りあたりに貸本屋があった。
中学へ入ったばかりの私は、講談本を借りていた。
「太閤記」や「忠臣蔵」、さらには「寛永三馬術」、「天保水滸伝」といった講談本。「三国志」も講談として知った。
これは・・・
こういうもの。
今展には中国から約160件の文物が来ている。その中の42件は一級文物。一級文物、日本でいえば国宝である。今展、いかに力が入っていたかが分かる。
実は、先般から腰と足に加えて頸椎が痛い。我慢できなくなってきた。不本意であるが、今日はここまでで打ち切る。