主戦場。

リタイアをしてから週刊誌の類はまったく読まなくなった。
仕事をしていた頃は、必要もあり、週刊朝日、文春、新潮、それにポストと現代、都合5誌には目を通していた。しかし、今は週刊誌など読まなくとも、何の痛痒を感じない。
が、新聞は読むのでそこに載る週刊誌の広告は目に入る。今週初めの朝毎読に載った週刊ポストの広告は酷かった。
新聞や雑誌といった印刷媒体は、斜陽である。どんどん部数を落としている。誌面も読者におもねるものを、ということになっているようだ。
ポストは小学館。小学館という日本を代表する出版社においてもでも。今のアサ芸・アサヒ芸能は知らないが、今週初めの週刊ポストの広告、昔のアサ芸を思わせる。それ以上に、昔にはなかったネトウヨの論旨が感じられる。本文は読んでいないが、新聞紙面に載った広告からは。
アサ芸はアサ芸で立派な雑誌であった。が、ネトウヨにおもねり、ヘンにアサ芸化したポストはいやらしい。
<「断韓」だ>、<厄介な隣人にサヨウナラ>、と何か面白いものはないかと思っている寂しい連中をあおる。高速道でのあおり運転同様、雑誌上でのあおり煽動である。
日韓のガタガタ、元徴用工訴訟の頃からきしみ始めた。それに対し、ホワイト国対象国からの除外があり、GSOMIA破棄までいった。同盟の解消だ。行くところまで行くより仕方がなかろう。
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しかし、今年初め、何か月か前までは、日韓の主たる問題は「慰安婦問題」であった。
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『主戦場』、日系アメリカ人であるミキ・デザキの作品。
監督・脚本・撮影・編集・ナレーション、すべてミキ・デザキ。
ミキ・デザキ、慰安婦問題に関しさまざまな人にインタビューを試みる。
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これらの人たちへ。
藤岡信勝、櫻井よしこ、杉田水脈、ケント・ギルバート、・・・、右派軍の人たちはキャラの立っている人が多い。対する左派軍の人たちは、おとなし目の人が多い。
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櫻井よしこ、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の共同代表。
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2月11日の靖国神社へ何度か行っている。
このような光景に行きあたる。
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ソウルの日本大使館前。
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慰安婦像、アメリカのあちこちでも。
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日本は「日の丸」で突っぱねる。
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監督その他ひとりで奮闘している日系アメリカ人、ミキ・デザキ、この男である。バトル・グラウンドへ誘ってくれた。



1年半以上、2年近く映画を取りあげていない、
昨年末、樹木希林が死んだ後のキネ旬直営館での6作品の追悼上映やたまに挟むものはあるが、この間映画のこととはご無沙汰であった。
私の知り合いでは最も多く映画を観ている、ひと月に20本前後観ている、新宿ゴールデン街のバー「十月」のママには較ぶべきもないが、この1年半以上2年近くの間に100本少しの映画を観に行っている。ひと月に5本ちょっととなろうか。
暫らく、その間に観た映画のことごとを記そうと思う。