山宣展だ。行かなくちゃ。

日本表現派会員の山宣、メーンの団体展ばかりじゃなくそこから派生する幾つものグループ展を行っている。地域での括り、人の繋がりでの括り、何となしでの括りかな、と思えるものまでさまざまな。
毎年4月には、東京支部会員で括ったグループ展がJR大崎駅前のO美術館で催される。行かなくちゃ。
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大崎駅前の大崎ニューシティー、人工都市。それ故であろう、緑があちこちに配される。
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何度か曲がり・・・
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下へ降りるとO美術館。
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山本宣史≪TODI BELLA≫。
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イタリアの小さな町・トディー、山宣お気に入りの町のひとつ、何度か描いている。
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≪やえざくら≫。
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八重にしては淡い色調。上品な八重なんだ。
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O美術館にはガラスのはまっているケースが幾つかある。
山宣のこの作品もガラスケースに入っていた。≪さつき≫。
ガラスに背後の作品が映りこむ。
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時季の花・さつき、手練の筆。
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やはりガラスケースに入っていたこの作品、今岡紫雲英≪大道芸人≫。
水墨画。
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力強い。
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これも。
今岡紫雲英≪願い≫。
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明確な目的を持った幾つもの顔が描かれている。明瞭な意志を持って描いている。その作者の女性がいた。
と、山宣、この先生のお名前は何と読むのでしょうか?と訊いてくる。
「紫雲英」、何と読むのか暫らく考えたが解らない。降参した。
「げんげ」、また「れんげ」と読むそうだ。今さらながら学のなさに思い至る。
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最後に、自作の横に立つ山宣を。


山宣展、正確には山宣展ではなく、日本表現派の東京支部展であるが、山宣の作品を見た後は飲み会というのが正常な流れである。
今年は久木の呼びかけで3人のみが参加した。それに私が知る中では最も兄弟仲がいい山宣の弟が連れてきた3人、それに山宣を加え都合7人、すぐ近くのいわし料理屋へ行った。青魚三点盛りは、いわし、こはだ、さばであっただろうか。ありきたりのさばが一番美味かった。
出典は和書からだ和書からだ、という新元号・令和が発表されて暫らくという時であった。山宣の弟の連れのひとりが書をやる女性ということもあり、書の話になった。何のかんのと言ったって梅花の宴、王羲之の蘭亭帖に行きつかざるを得ないのでは、と話した。
久しぶりの飲み会、楽しく酔った。


3月下旬、体調も良くない、PCのブログ環境も良くない、ということで一旦中断した「流山子雑録」、平成から令和への代替わりの時以外記してこなかった。
この間約一月半、山宣初め何人かの知り合いのグループ展や個展、また面白そうな展覧会へ美術館や博物館へと行っていた。足腰が痛いのでよろよろよろよろ、少しずつ少しずつ、と。行くのはキツいが、
暫らく、その模様を記します。