流山子雑録     『酔睡胡乱』

早稲田美研60-70 第10回展(続き×2)。


どういう加減か分からない。
昨日はいくら試みても記事を書く画面が出てこなかった。諦めて寝た。が、今日は先ほど帰ってきてPCを立ち上げ試みたら、一発で記事を書く画面が現れた。
早稲田美研60-70の第10回展の模様、あと3、4回載せようと思っている。毎日記述できればいいのだが、記述画面が毎日出てくるとは限らない。上手く記述画面が出た日には記載する。残念ながら飛び飛びになるかもしれないが。今日は上手くいった。


早稲田美研60-70の第10回展の最終的な打ち合わせが、昨年末12月初めに神保町で持たれた。伊藤も出席していた。その後の飲み会にも、飲み食いはできないがいつものように出ていた。その伊藤が1月末に急逝した。美研の仲間たち皆が驚いた。
今回展の幹事の中で中心的な役割を担ってきた高橋、ご遺族の方と綿密な連絡を取り、伊藤の作品を予定通り並べることができた。
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伊藤の通夜や告別式の折りに飾られていた作品が、早稲田美研60-70展にも並んだ。
伊藤の娘さんと息子さんが持ってきた。早稲田美研60-70の第10回記念展に伊藤も参加している。
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伊藤の絶筆である。
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このような。
≪A Peaceful Day≫。
待望の孫、それもツィン、双子ちゃん、そのお母さんと伊藤の愛犬・チャーリーが描かれている。
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まさに伊藤のピースフルデイである。
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伊藤、ずいぶん前からPCを使ったデジタルアートを造っていた。
≪旅出ちの河≫。
私には何度か行ったインド、バラナシのガンガー河畔の光景に思われるのだが。インド中から死に近い人が訪れ、死した後は荼毘にふされ、遺灰はガンガーに流される。まさに「旅立ちの河」なんだ。
伊藤、「旅立ち」を「旅出ち」と記している。どのような思いがあったのであろうか。
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ところで、こういう喪章を作ったのは高橋である。
誰かが言っていた。喪章のリボンまでは考える。しかし、5弁のピンまでは思い至らないと。たしかに、そう。
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≪追憶の汀≫。
伊藤、ロマンティストといえばロマンティスト。こういうタイトルが好みなんだ。
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映り込みがあるが、≪月と孤犬≫。
ここでも「孤の犬」なんだ。
伊藤、早稲田美研60-70の中では若い方であった。その伊藤が旅立った。残念だ。
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伊藤譲の通夜、告別式の伊藤夫人の「御会葬御礼」の言葉がよかった。紋切り型の言葉でなく、自然な温かみのある言葉が綴られていた。
その言葉を高橋が複写した。PCで。
実は、一文字だけ誤植があった。2、3日前、たまたま気がついた。高橋に話した。と、何たること、今日行くと完全なものが掲げられていた。高橋、疲れるであろう。
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杉浦と関根が缶ビールを飲んでいるが、後ろには石田の≪酒場呑み≫の作品がある。
294cm×207cmという大きな作品。石田が得意なあちこちの酒場風景。
実は、その石田もガンで入院している。おそらく今は手術が行われているころ。ああー。
でも、そういう年代なんだ私たち。
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「ガード下酒場」、「定額酒場」、「横丁酒場」、「忘れじの面影酒場」。
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「朝から角打」、「海鮮酒場」、「寄せ場呑み」。
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「昼から角打」も当然ある。
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「駅前酒場」、「ニコニコ酒場」。
今回出展者は20人。まだまだ続くが今日は疲れた。これまでとする。