ゴードン・マッタ=クラーク展。

9月に入り、近代美術館へは瀧口修造展を見ようと思い行ったのだが、この時期の近代美術館のメーン展示はゴードン・マッタ=クラーク展。

これ。

近代美術館の入口の前に、こういうものがある。
≪ごみの壁≫。
ゴードン・マッタ=クラークが1970年に制作した「ごみの壁」を今年東京で再制作したもの。東京で拾い集めたごみを使って。
私はすぐに大竹伸朗を思った。が、ゴードン・マッタ=クラーク、大竹伸朗の兄貴分。

ゴードン・マッタ=クラーク、1943年に生まれ1978年、35歳で癌で死んでいる。1970年代に活躍したという。70年代、何とか生き延びるため奮闘していた私は、彼のことを知らなかった。
その頃、食うや食わずの日々を過ごしていた私、72年に勤め人となり世間の人と同じような生活に入った。その後の3年間ボーナスを貯め、1975年、それまでの借金をすべて返済した。私にとっては、仕事に打ち込んだ70年代であった。だから、その頃、ニューヨークで活動していたゴードン・マッタ=クラークのことは知らなかった。

国立近代美術館の館長、こういうことを記している。

入る。

まずはこう。

≪サーカス≫。

チバクローム。

早稲田大学建築学科小林恵吾研究室が製作した「サーカス」のダンボール模型。

次へ。
明日以降。


九州場所初日から4連敗の稀勢の里、右膝を初日に痛めたとして休場した。
大方の反応は来場所、頑張ってほしいというもの。横審の委員長も「心配している」なんて言っている。
私は、スパッと引退があり得るのではないかと思っていた。しかし、そうはならなかった。
横綱の引き際、土俵の美学、今の稀勢の里には通じないようだ。


シンガポールでプーチンと会った安倍晋三、1956年の日ソ共同宣言での歯舞、色丹の二島先行返還を切りだしたようだ。待ってましたとプーチンは応じている。
ヤバいよ、二島で決着がつくことを。


多和田葉子がアメリカの図書賞を受けた。アメリカ屈指の文学賞らしい。多和田葉子に関しては、ちょうど2年前にこのブログに記した。
ノーベル文学賞、村上春樹よりは多和田葉子の方が受賞の可能性が高いのでは、と思っている。おそらく。
多和田葉子の方が、ノーベル文学賞との親和性がいいんだ。ありていに言えば、相性がいいんだ。