バンコク散歩(12) bacc(続き)。

baccの中、ギャラリーばかりじゃなくカフェ、食堂、雑貨屋、画材屋、書店、・・・、さまざまな店がある。規模の小さな店が多い。

ポップアップ・ショップとなっている。
パステルやクレヨンなどの顔料を扱う店だったような気がする。右の方は、ソバ屋というか麺屋というか、そのようなものも扱っている。

正面は本屋、右はカフェ。

少し大きな店があった。
外から見るとプミポン前国王の絵や写真が多くある。入ってみる。

この店のオーナーらしき奥の男に「写真を撮らせてもらってもいいですか?」って訊いた。「どうぞ、ご自由に」と返ってきた。

プミポン前国王の写真が多く掲げられている。
ほとんどは若い頃の前国王の姿である。

ここにも。
若い頃のプミポン前国王とシリキット王妃。

これは写真ではなく、きれいに描いた絵を写真に撮り、それを額装したものではないか。
宮廷画家というものがいたのかもしれない。キレイキレイに描かれている。

通路の一画を店にしている人もいる。
この店の主は・・・

この男。
写真を見て絵を描いている。似顔絵描きだ。
以前、高橋に案内されて行ったチェンマイのナイトバザールにも何人もの似顔絵描きがいた。似顔絵描き、タイには多くいるのかもしれない。

この髭の長いじいさんも通路に出店している。
陶器をならべ売ってはいるが、轆轤を使って制作もしている。

この建物、baccの中に入った時、「ウッ、ニューヨークのグッゲンハイムみたいだな」と思った。中央部が吹き抜けでその周りを丸い通路が、というところは似ている。が、グッゲンハイムとは異なる。
グッゲンハイムの丸い通路はスパイラル、螺旋状である。その螺旋状の通路をカンディンスキーやシャガールの作品を観ながら下りてくる。それに対し、baccの丸い通路は各階それぞれであり螺旋状ではない。
並んでいる作品がどうこうということは別にしても。

bacc、上階の方には大きな展示場もあるようだ。しかし、BTS(高架鉄道)と繋がっている3階とその上の4階にしか行かなかった。

下を見る。

帰ろう。
出口はここからのようだ。

BTS(高架鉄道)への連絡路。
BTS、スカイ・トレインって呼ばれているらしい。