湖北・長浜逍遥(12) 竹生島。

12月に入った。今年もあとひと月で終わる。
この秋に観た展覧会のことごとを何とか年内に記さねばと思っているが、大丈夫かな。かなりヤバイな。その前に湖北・長浜での3日目の模様も残っている。まずそれから取りかかる。
長浜滞在3日目、台風の影響もなくなり動いている琵琶湖汽船の船で竹生島へ行った。

竹生島、こういう島。長浜港の案内板から。

長浜港の桟橋。
長浜から竹生島への便は、日に5便。私は、10時15分発の第2便に乗る。

船が入ってきた。

乗客は2、30人であったろうか。少ない。

船内から外を見る。

窓を通して。

船内、さまざまな説明が流れる。
水面に出ている数多くの棒のようなものは、「魞(えり)」というものだそうだ。湖などで用いられる漁法である、という。

船に乗るのは、昨年春の岡山から直島への瀬戸内海以来。

水の上、とても気持ちがいい。

竹生島の港が近づいた。

竹生島の港。
第1便で来た人は着いたこの船で長浜へ帰る。第2便で来た人は上陸する。

このようなところを巡る。
次の船が来るまで、竹生島滞在は80分。

券売機で入山料を払い、まずは弁財天へ。

いきなりこの階段。きつい。

上ってきた。
弁財天堂。

南無観世音菩薩と染め抜かれた法被を着ている人も。

弁財天堂へ入る。

蝋燭を灯し、お線香をあげる。

「幸せ願いダルマ」なるものがある。
当然、願う。

ここに孫娘と孫坊主の幸せをと書き、係の人にダルマの体内に入れてもらう。

そして、ここへ。

「十善戒」と「光明真言和讃」も。
良いと思われるものは何でも手に入れる。

内陣が朧げに。

趣きのある石塔があった。

このようなもの。

鮮やかな三重塔。

と、琵琶湖の湖面が見えた。

西国三十三ケ所観世音奉安殿、と記されている。

その正面から中を見る。

港が見える。
左の方は何やら工事現場のようだが。
竹生島の模様、明日続ける。


大相撲の騒動、まだまだ続いている。
貴乃花親方vs八角理事長ばかりか、貴乃花親方vs横綱・白鵬という大横綱同士の取組みも始まったようだ。


北朝鮮が打ち上げたICBM・「火星15」、その弾頭に1トンの核爆弾を積むことができる、と今日分かった。13000キロを飛翔して。アメリカ全土が、である。
なら、どうするトランプ。
北朝鮮と交渉云々の国務長官・ティラーソンを解任し、軍事オプションに舵を切るか。
しかし、韓国や日本への核や化学兵器の攻撃の恐れのある軍事オプションは取りづらいであろう。いかに無茶苦茶なトランプだとはいえ。
残る最悪の選択は、北朝鮮を核保有国として認める、という選択。トランプ、この選択をやりかねない。アメリカファースト、韓国や日本は二の次なんだから。
やな成り行きが進んでるな。


今日、皇室会議が持たれた。
200年ぶり、天皇退位の日程が決められた。
2019年4月30日に今上天皇は退位され、翌5月1日、皇太子が即位される。
その時まであと1年5か月。
平成は過ぎ去る。
     昭和とは どんな眺めぞ 花へんろ   早坂暁
が頭に浮かんだ。
平成の今上天皇そして皇后、ご父君の昭和天皇がやり残されたことごとの清算、決着をつけて歩かれていた。
今も強く印象に残る光景は、サイパンでバンザイクリフに向かって深く首を垂れられた天皇、皇后両陛下のお姿である。ずいぶん昔、私も同じ場所に立った。涙を禁じ得ない。
早坂暁のような練達の句は詠めないが・・・
     平成の 時を惜しみて 祈る旅   流山子