早稲田美研60−70第9回展 出展作(1)。
今回展、搬入の模様とオープニングの模様を記せばそれでよし、と考えていた。
が、考えを改めた。
第9回展に参加している人たちの出展作を載せておこうと。
このあたりから。
関根民雄「石あるいは岩の展開の図 ⅠーⅣ」。紙 ミクストメディア。
石や岩も関係する。紙もそう。なにやら複雑、ややこしい。
関根、ロスからこれらの作品を木枠で保護して持ってきたそうだ。関根、これまでは会期が終われば作品は日本に置いていったのだが、今回の作品はロスに持ち帰る、という。
サインと共に落款も。
山宣・山本宣史の水墨画、膠彩画、顔彩画。
水墨と岩絵の具の違いは解るが、膠彩と顔彩の違いはよく解らない。
(左)「紅白梅」 水墨・顔彩画、(右)「梅郷」 水墨画。
こちらも。
杉浦良允「作品」。「作品」の後ろに「G」とか「GY」とか「OB」とかとついている。
いずれもアクリル。
最も小さなM10号の「作品Y」が杉浦の今までのイメージでは新鮮、面白い。
白い色調があることも。
高橋重夫「201703081521」から「201703081528」まで、タイトルには数字が並んでいる。写真プリント。
「201703081525」。
存在感を持ち焼き付けられている。
小澤潔「版によるMの肖像」。
水性木版 モノタイプ。
小澤の講義を受けた。何度も版を重ねているが、モノタイプ、1点のみの制作、1点のみの版画である。
表面の肌合い、描いたよう。
「レオナルド・ダ・ヴィンチを思わせる」、と言った人がいた。
たしかに、そう思わせる気配も。
石田宏「食堂 呑み」。
淡彩スケッチ 切り貼り。
「町中華」というのは、町中のラーメン屋とは少し違うが、もちろん正統の中国料理屋とも違う町中の中華屋、時にはライスカレーなんかもあるような店、と石田宏は解説していた。
この店も。
石田、今回は飲み屋より食い物屋のほうを多く出している模様。
が、でも、しかし、石田、やってくれる。石田の作品、面白い。