スピリチュアル・イマジネーション。

住宅設備何でもの「LIXIL」は巨大企業である。企業イメージのアップを考えてであろう、銀座にギャラリーを開いている。もっとも、「興味のある人はどうぞ」という佇まいであるから、入っている人は少ない。1階の展示室の他、2階にも3つのギャラリーがある。
先日、久しぶりで入った。

2階のギャラリー2。

このような掲示がある。
作品に触っちゃいけないが、写真は許されている。

右側の紙片はこれ。
「クリエイションの未来展」とは、というもの。
清水敏男、宮田亮平、伊東豊雄、隈研吾、ビッグネーム4人を監修者に迎え、選ばれた作家に3か月間の展示を与えている。

「スピリチュアル・イマジネーション」って、スピリチュアルなイマジネーション、想像力の霊性ってことか。
神馬啓祐、宮田彩加、山上渡、3人の作品、スピリチュアルと言えばそうとも思える。

「靴を脱いでお入りください」との掲示がある。

真っ白い部屋である。

こちらの壁面。
入っている人は誰もいない。

こちらから。
この部屋に12点の作品が展示されているのみ。

このように。

神馬啓祐の作品。

作家・神馬の言葉と作品タイトル。

左から2つ目の神馬の作品、≪&belt≫。

山上渡の作品。

山上の言葉とタイトル。

山上渡≪セカイノセカイ夜明けとマレビト≫。

山上渡≪閉ざされた異界とまだ何も言わぬ預言者≫。

宮田彩加の作品≪イグアナの形態と変容性≫。

宮田彩加の言葉と作品タイトル。

宮田彩加≪イグアナの形態と対称性≫。

宮田彩加≪VISION≫。
他の作品も同様であるが、ミシン糸が用いられている。

作品に近寄る。

さらに近寄る。
ミシン糸、何層にも重なる。が、所どころそれが破れている。かすれていると言うか、透けている。
霊なる世界に繋がるのか。

誰にも会わず、「スピリチュアル・イマジネーション」を独り占め。
申し訳ないが、そういうものかもしれない。




今日、ラグビー関東大学対抗戦、伝統の早明戦。
対抗戦、優勝はこのところダントツに強い帝京大で決まっているが、それはそれとし早明戦である。左、えんじのジャージーは早稲田、右の紫紺のジャージーは明治。
逆転につぐ逆転、24対22で早稲田が勝った。
それよりもである。
後半開始から間もない頃、早稲田、明治から認定トライを取った。
今年の早稲田、フォワードに自信をもっている。明治の重量フォワードに対してもフォワード戦をしかける。
明治ゴール前、早稲田、スクラムトライを狙う。
明治、堪らずスクラムを崩す。ペナルティーだ。明治、2度続けてスクラムを崩したところでレフェリー、認定トライを宣す。
早稲田が明治に対し、フォワード戦で認定トライを取ったことなど、私の記憶では初めて。
興奮冷めやらず。