吉備の国アート巡り(11) 直島へ。

前日の夕刻、大原美術館前の今橋で会った男、「そう、明日は直島へ行くんですか。直島は今、トリエンナーレをやっているんで人でいっぱい。一番電車で行った方がいいですよ」、と言う。「そうでなければ「地中美術館」なんかには入れないかもしれませんよ」、とも。
しかし、私が一番電車になんか乗れるはずがない。9時すぎの電車に乗った。
倉敷から岡山までJRで20分たらず。岡山で宇野線に乗り換え1時間たらずで宇野に着く。宇野からフェリーで直島の宮浦港まで20分ばかり。
10何年以上前、20年近く前かもしれない。絵の好きな若い女性から「直島は面白いですよ」、と言って絵葉書をもらったことがある。
ベネッセコーポレーションによるコンテンポラリー・アートに特化した直島のアートサイト、行こう、と思いながらその機会がなかった。今回が初めて。

宇野港。
直島行きのフェリーへ。

手前の横に走る線の向こうはフェリー。

フェリーの船体には、「瀬戸内国際芸術祭2016」の横断幕が。3年に1度のトリエンナーレ。

11時、宇野港を出る。

フェリーの後ろの方、車と共に何やら大きな袋が積みこまれている。

小さな島々が連なる。

瀬戸内の海。

短い距離、短い時間である。
が、船に乗るのは久しぶり。

手前の小さい船は勢いよく走り、向こうの大きな船は泊まっている。

タグボートに曳かれたこの船は、クレーン船であろうか。

時はすぐ経つ。
直島は近い。

フェリーは、20分で直島の宮浦港へ着く。

向こうに草間彌生の赤いカボチャが目に入る。