真珠湾70年(続き)。

昨日、久しぶりにブログを書いたが、今読んでみると、碌なことを書いていないな。ボーとした頭で、そこには、今日は12月8日である、ということだけがある、ということになっている。
気ままなブログ、論理的整合性など、もとより考えの埒外であるが、梵百の真珠湾攻撃本を押しのけ佐藤優の『日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』を考えるならば、せめて何故か程度は触れないといけないだろう。
何故、佐藤優が、今、大川周明なのか。大川周明は何を言っているのか。佐藤優は、今、何を伝えているのか。現在、また、これからの世界をどう考えているのか。昨日は何も書いていない。ただ、今日は12月8日である、ということだけ。
しかし、12月8日はとても重要な日である。国力の遥かに劣る日本がアメリカを叩いた日。西欧列強と一線を画していたアメリカが、帝国主義の仲間入りをする。日露戦争後のことだ。ポーツマスでの日露の会談では、アメリカは日本に肩入れした。だが、日本に対して警戒感を抱いた。日本を押さえこみにかかった。遅れてきた帝国主義国家・アメリカの本性を現した。
日米の利害はぶつかる。特に中国において。中国は、帝国主義列強の収奪のままになっていた、と言っていい。眠れる獅子は、ずっと眠らされている状態であった。英仏米そして日。先行した国も遅れてきた国も、帝国主義諸国は、中国をいいようにむさぼった。遅れて参加した帝国主義国、アメリカと日本の権益は、当然ぶつかる。
それ以前に、欧米文明と東亜の文明とのぶつかりがある。知の巨人・大川周明は、そう言う。碌に書かないうちに眠くなった。このところ、ふんばりがきかないんだ。明日にしよう。